2017/03/17 09:05

制作の行程をリアルタイムでお届けします!

その1 切り出し

何はともあれ革包丁を研ぎます。

刃物の切れ味は作品のクオリティーに直結します。


”研ぎ師”という職人さんがいるほど難しく奥深い作業です。

以前は研ぎ上がりに納得いかず、気がついたら一日中研いでいて、カミさんに呆れられたこともありました。



今回使うのは、国産の多脂ベンズ。

9~11月に入る上質な原皮のみを使用し、
渋槽で2~3ヵ月じっくり時間をかけ丁寧になめされています。

”ベンズ”とは牛の背中からお尻にかけての、特に繊維の詰まった丈夫な部位です。

革の厚みをどうするか、かなり悩みました。

厚めの一枚革でつくるか、薄めにして芯材を入れるか。
一枚革も魅力的ですが、耐久性と軽さを考慮して、今回は薄めにして芯材を入れることにします。


切り出し。

革の繊維の方向を見極め、キズや汚れをよけながら適材適所でパーツを取っていきます。

無駄なく、効率良く取るのも、大事です。

出来るかぎり最高のものを作りたい気持ちと、材料になってくれた牛さんへの感謝と責任。

革に刃を入れるときはいつも緊張します。


切り出しました。

次回に続く。。



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